Monthly archives: 7月 2024
債務整理とは?どんな種類があってしたらどうなる?メリットやデメリット、費用相場などわかりやすく紹介
債務整理とは?「初めて聞いた」という方もいれば、「何となく知っている」という方、また「聞いたことはあるけど、詳しい内容までは知らない」という方など様々だと思います。
また、債務整理をしたらどうなるのか?債務整理をするとブラックリスト入りやクレジットカードの利用などに影響が出ます。他にも債務整理をしたらその後どうなるのかについて、知っておくべき情報をお伝えします。
「債務整理するとどうなりますか?」「債務整理するなんてクズ」「債務整理せずに完済したい」なんて考えている方にも、参考にしていただける情報が盛りだくさんです。
債務整理は専門家に依頼してこそ成功します!専門家依頼のメリットなど充実した内容でお届けしますので、ぜひ読んでみてくださいね。
債務整理は借金減額を法的に行うことができる手続き!債務整理の種類や特徴をわかりやすく解説
金利の負担や多重債務が原因で、「毎月の返済で精一杯」「早く借金から抜け出したい」そんなお悩みは、債務整理で解決できます。
「国が認めた借金減額制度」とも言われている借金救済措置です。法的に借金問題を解決することができる方法です。
今回は、債務整理の手続きである、任意整理、個人再生、自己破産という3つの債務整理の種類についてそれぞれ詳しく紹介します。メリットと一緒にデメリットにも注目して、失敗のない債務整理を目指しましょう。
「債務整理と任意整理の違いがわからない」という人もぜひ参考にしてください。
ちなみに債務整理は、債務整理を取り扱かう弁護士、司法書士事務所で相談や依頼ができますよ。
任意整理とは利息分のカットで借金減額が可能な制度のこと
消費者金融からの借り入れやリボ払いで利息の負担がキツイ方いませんか?任意整理をすれば、将来利息をカットでき借金を減らすことができます。
債権者と直接和解交渉をして減額をのぞみます。利息分の返済がなくなれば、元金をスムーズに返済できます。しかも、3年~5年まで支払い期間は延長されます。返済が残るため、安定した収入がないと手続きができません。
【任意整理のメリット】
- 整理する債務が選べる
- 家計と両立して返済できる
- 財産の処分なし
- 家族にもバレにくい
- 費用が安い
【任意整理のデメリット】
- 大幅な減額は難しい
- 5年間ブラックリスト入り
- クレジットカードが使えない
- 借り入れができない
- ローン契約ができない
例として、年収が300万円の方は、収入の1/3を超えない100万円程度で任意整理すれば、デメリット最小、手間や時間をかけずに借金を整理できます。
参考:任意整理|借金問題|法律相談一覧|弁護士に相談する|東京弁護士会
個人再生は借金を大きく減額可能
個人再生は、借金が多額で返済が困難な場合、裁判所へ申立てます。再生計画が認められると借金を1/5 ~最大1/10まで大きく減額ができます。
メリット
- 毎月の返済負担が減る
- 返済期間は3~5年に延長される
- 住宅を残せる
デメリット
- 5~10年間ブラックリスト入り
- クレジットカードが使えない
- 借り入れができない
- ローン契約ができない
- 車は没収される(ローン完済の車は残せる)
- 官報に個人情報が掲載される
- 保証人がいれば請求がいく
任意整理、個人再生は手続き後も返済は残ります。返済を継続できる安定した収入が条件となります。
参考:民事(個人)再生の手続・個人再生手続について | 裁判所
自己破産は借金返済が免除に!新たな人生を歩める
返済能力がなく財産がない場合、裁判所申立てで自己破産(同時廃止)手続きができます。免責が認められると返済が免除になります。
財産がある、または借金の原因がギャンブルや浪費など免責が認められない場合は、管財事件になります。管財人が選出され、財産の調査や免責調査が行われます。
メリット
- 借金返済から解放される
- 現金は99万円まで持てる
デメリット
- 5~10年間ブラックリスト入り
- クレジットカードが使えない
- 借り入れができない
- ローン契約ができない
- 官報に個人情報が掲載される
- 保証人がいれば請求がいく
- 土地や住宅、貯蓄、車など多くの財産を没収される
- 職業の制限
自己破産は返済がなくなりますが、デメリットも多くあることを覚えておきましょう。住宅没収後、住む場所はどうするかなど検討しないといけません。
- 同時廃止:およそ30万~50万円
- 管財事件(少額管財事件含む):およそ50万円~120万円
管財事件だと、予納金が20万~50万円以上と高額になり、手続き期間も1年程度かかります。
参考:破産の手続・自己破産の申立てを考えている方へ | 裁判所
債務整理するとブラック状態に…信用情報について
債務整理をすれば借金の減額や免除などで、経済的にかなり楽になります。生活の立て直しや再出発も叶います。
しかし、手続きと同時に5~10年間ブラック状態になります。
借金の減額や免除を受けたというデメリットで、信用情報に関するクレジットカードやローンの契約ができなくなります。
クレジットカードが使えない…対処法の紹介
クレジットカードは、生活必需品という方も多いですよね。ブラック状態が明けるまで不便だと感じることもあるでしょう。
【クレジットカードを利用したい時の代替方法】
- デビットカードを申し込む
- プリペイドカードの利用(電子マネー)
- スマホ決済(PayPay、楽天ペイなど)
- 家族カードを作る
専門家に依頼すればスピード解決できる!メリットも多い
債務整理は、個人でも手続きが可能ですが、専門知識がない素人だと手続きが困難、失敗に終わる可能性が高いです。
費用はかかりますが、確実に成功を目指すなら弁護士や司法書士に依頼しましょう。
その他、多くのメリットがあります
- 債務者の意向に合った適切な方法を見つけてくれる
- 借金、債務整理の相談ができる(無料の場合が多い)
- 取り立てをストップできる
- 無理のない返済計画を立てられる
- 費用の分割、後払い対応
- 着手金無料(費用を抑えられる)
初めての債務整理は不安が多いもの。良きパートナーとなる専門家を見つけて、債務整理を成功させましょう。
借金減額シミュレーターを使えば手軽に借金減額がわかる
債務整理は、何から始めたらいいのかわからない方も多いのでは?まずは、借金減額シミュレーターを利用して、借金がいくら減るか診断してみませんか。
借金減額がわかるほかに、債務者に合った法律事務所を見つけるツールとしても役に立ちます。
借金減額は簡易診断ですので、結果は目安です。具体的な金額を知りたい場合は、相談や依頼を検討しましょう。
詐欺など被害に遭わない為には、法律事務所が提供する正規の減額シミュレーターを利用することです。
債務整理は借金減額や免除ができる!デメリットも把握して成功させよう
債務整理とは、法的に認められた借金の救済制度です。借金の総額や収入の状況、債務者の意向などを配慮し、専門家が適切な方法を導いてくれます。
債務整理で借金問題は解決できますが、その後のデメリットもしっかり理解しないと「こんなはずではなかった…」と後悔してしまいます。
債務整理を検討したら、メリットやデメリットを学ぶことで成功へ近づきます。そして、良き弁護士など専門家と出会い納得のいく債務整理を目指しましょう。