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評者◆盛田隆二×荻原浩
死を書くことで現出する生の姿――対談 盛田隆二×荻原浩:テーマ競作小説「死様」をめぐって
身も心も
盛田隆二
誰にも書ける一冊の本
荻原浩
No.3031 ・ 2011年09月24日




 二年前から企画され進行していた、「死様」というテーマのもと六人の作家が筆を競った小説シリーズが光文社から刊行された。人それぞれに最期のときがある。来たるべきそのときに向けて、私たちはどう生きるのか。このシリーズに触れることは改めて考える契機となるだろう。そして、死様もわからずに亡くなっていった数多の人びとがいることも忘れてはならない。シリーズの著者である盛田隆二氏と荻原浩氏に「死様」というテーマ、お互いの作品について対談していただいた。なお、掲載にあたっては光文社の大久保雄策氏にご協力いただいた。記して感謝いたします。(対談日・7月28日、東京・文京区音羽にて。〔鎗田淳・本紙編集〕)

○父親のことが頭に浮かんだ
盛田 『身も心も』は実は父親をモデルにした小説です。もう十年前のことになりますが母親が亡くなって、それをきっかけに父親は生きる意欲をすっかり失ってしまった。老人性うつ病です。実家に様子を見にいったところ、何もせずただじっと壁を見ているだけ。書道はかなりの腕前なのに大切にしていた硯も捨ててしまった。ここからは小説の話ですが、「死様」というテーマをもらったとき、生きる意欲を失った人間がもう一度生きてみようと思う、その回復の手がかり、再生のきっかけは何なのか、それを考え...







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