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評者◆川村湊×高橋敏夫
3・11が開いた戦時空間――「かつて戦争があった」というノスタルジアではない全集成る:対談 川村湊×高橋敏夫 『コレクション 戦争文学』をめぐって
コレクション 戦争×文学 8 アジア太平洋戦争
太宰治他著
コレクション 戦争×文学 19  ヒロシマ・ナガサキ
原民喜他著
No.3018 ・ 2011年06月18日




 全20巻、別巻1から成る『コレクション 戦争×文学』(集英社)は、「現代編」「近代編」「テーマ編」「地域編」の4ジャンルに分かれている。いわゆる既存の「戦争文学」ではくくれないような、新しい文学作品も多数収録されている非常にユニークな全集である。本全集をめぐって、編集委員の川村湊氏と高橋敏夫氏に対談していただいた。(対談日・5月13日、東京・神田神保町にて)

◎「戦争」は変化する
高橋 今回は、集英社から刊行が開始された『コレクション 戦争×文学』(以後、『戦争×文学』と表記)について話し合うのですが、三月十一日以降、この社会には大きな変化が起こっている。「戦争」を語るにも、やはりその変化を意識せざるをえない状況があるのではないか。出たばかりの川村さんの『福島原発人災記――安全神話を騙った人々』を読ませてもらいました。当面の敵を定めて書かれた激情の書ですね。こういう調べて書く作業でもしていないと気持が癒されないということ、とてもよくわかります。ところで、本書冒頭で川村さんは、いわゆる反原発派のことは今回とりあえず脇へ置いておこうと宣言されています。これはどうしてですか。
川村 地震が来るまで、高木仁三郎さんなどの本をあまり読んでいなかったからです。しかしそれよりも、高みに立って...







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