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第3019号 2011年06月25日 (土曜日)
今週の一面 映画とは、驚きへの、世界への窓口――映画を見続け、その正体を知ろうとして評論や批評を読み、また映画に向き合い、その上で自分が向き合っているものが大いなる謎であることを理解しない者に、映画は語れないし、作れない。 古澤健
書評その他 ヨーロッパ史の一つの転轍点としての「ニーチェ」――ニーチェこそ、広く社会史や文化史全般のうちに捉え返され評価し直されねば 須藤訓任
書評その他 神話は絶えず〈変奏〉を生み出すべく定められている――人間が世界に抗して生きていくための装置としての「見えない神話」 松村一男
書評その他 バラードの魅力、この抜け難い循環の味わい――読者に対して、読者自身を囲む「現実」への異化の視点を植えつける 藤田直哉
書評その他 福本和夫がいま、岡倉天心に連なる日本近代思想史の系譜に甦る――「27年テーゼ」に限定されない、その思想的広がりと可能性 清水多吉
書評その他 チェルノブイリ原発危機以後のロシア作家によるポスト・アポカリプスSF――モーロックという存在の中に、不敵でたくましいロシア気質の魅力を見いだす 小谷真理
書評その他 騎士とは過去の遺物ではない、時代を超えた理念であるのだ――誰もが夢中になった「図鑑」が、大人の楽しみとして戻ってきたよう 一條麻美子
書評その他 「トリックの森」に迷い込む感覚を楽しみたい一冊――謎の数々が次々と解かれていく展開は眩暈を感じさせるほど 諸岡卓真
書評その他 百科事典は万能ではない――読み手の姿勢に工夫が加われば、事典は50音順の小宇宙となり知識の羅針盤となる 大垣貴志郎
書評その他 アイデンティティ喪失の時代に、その本質を優しく解く――社会構成主義や感情社会学等も踏まえた上で解説が施される 桑原司
書評その他 大厄災に見舞われた日本の今日的状況をも言い当てた思想――知能を破綻させるものこそが、知能に創造性をもたらす 神山睦美
書評その他 東アジアの位相からとらえる日本列島の古代時間――過去と現代を巨視的に考察する考古学の本領を示す 皆川勤
書評その他 一家族の苦難の歴史を通して韓民族の恨を描く大河小説――女語り部、朴景利が韓国固有の文化を熱情をこめて伝える 河田 宏
書評その他 「美少女」は傷つき深く悩んだ――叛乱の季節のひとつの証言、だがあの時代を特権化することに意味はない とよだもとゆき
書評その他 キリスト論形成における相克と包括を活写――神学者もまた一人の「信」を抱く者として苦闘している 黒川類
書評その他 書物論の次のステージへ――根底に存在する構造的な「ねじれ」を前提として議論をはじめなければならない 大澤聡
書評その他 最良の批評的眼差しが息づいている――現在、美術史・批評を真剣に考えようとする者にとって避けては通れない著作。翻訳、訳注、訳者解説、どれも素晴らしい 林道郎
書評その他 スピノザとともに歩く必然の時空――「方法」を見出すはずの時空を理解するように促す 永野宏志
連載 人間はアリに見習え!、の巻 秋竜山
連載 信濃町 (上) 別役実
連載 Sputniko!は高らかに歌う 「チンコ チンコ チンコ 」 トミヤマユキコ






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  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 デザインの
ひきだし 36
(グラフィック社
編集部)
2位 昭和疾風録
(なべおさみ)
3位 この道
(古井由吉)
■青森■成田本店様調べ
1位 どう見える?
生きる跡アート
(高橋弘希)
2位 下町ロケット
ヤタガラス
(池井戸潤)
3位 大家さんと僕
(矢部太郎)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 一切なりゆき
(樹木希林)
2位 樹木希林120の遺言
(樹木希林)
3位 「日本国紀」の
副読本
(百田尚樹)

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