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文学
横溝正史の幻の長編家庭小説
書籍・作品名 : 雪割草
著者・制作者名 : 横溝正史  
ヒーリングタイム   66才   男性    http://blog.livedoor.jp/yakiba0985/





昨年末、久しぶりに近所の図書館へ行った。その時、館内をぶらぶらしていて見つけたのが横溝正史著、戎光祥出版の単行本「雪割草」。2018年2月出版。

私は、20代前半、まだ角川映画が横溝正史の復活ブームを起こす前に横溝正史の探偵小説に興味を持ち、時代劇物を除く全作品の80%以上は、読んだと思う。

当時、横溝正史は、過去の作家扱いで、松本清張などの社会派推理小説が主流になっていたが、私は社会派推理小説には馴染めなかった。

むしろ横溝正史の探偵小説や、江戸川乱歩、小栗虫太郎の小説等を読んでいた。中でも、横溝正史の作品は好きだった。角川映画のおかげで横溝ブームが起こり嬉しかった。

それから40年以上経ち、代表作は、だいたい覚えているが、それ以外の作品でも題名ぐらいは覚えている。

「雪割草」という題名の作品は記憶にないなと思ってみたら、これは14年ほど前に発見された戦時中に執筆された新聞連載小説で探偵小説ではなく、女性主人公の長編家庭小説。

それだけに殺人や名探偵は出てこないが、波乱万丈のあらすじで面白かった。

最近は、老眼で老眼鏡をかけても文字を読むのが面倒になってきたので久しぶりの読書だったが、年末年始にかけて楽しめた一作。






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